HSPによる新卒社員生活の足跡

就職するにあたって、HSPとして感じたりしたことを残しておきたいと思い始めました。たまに、趣味のことも。

新卒社員となったHSP 入社までの道のりと今の憂鬱

 はじめまして。これから新卒で働き始めるにあたって、HSPとしての自分が会社員生活をどのように感じながら送っていくのかを書き残したくブログを解決しました。

 

 HSPとは、Highly Sensitive Person、すなわち超敏感な人の略称です。(おそらく以下の本が関連のものとして一番有名。ご関心あればぜひご一読。)

「繊細さん」の本 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる [ 武田友紀 ]

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感想(90件)

 超敏感であるとは、要するに外部からの様々な刺激を鋭敏に感じ取ってしまうということ。とてつもなくこのHSP傾向の強い私は、街中の雑踏や声の大きい人がとても苦手で、これまでの人生でそのような苦手要素はなるべく避けるようにして生きてきました。就職活動も面接官の微細な動きや高圧的な雰囲気に何度も気圧され、学部時代は一度就活を断念して修士課程まで進学しています。人の話し声一つにも、いろいろな思考を張り巡らせ悩んでしまうような私が社会でやっていけるはずがないと途方に暮れていました。

 

 しかし、そうはいっても稼ぎは必要不可欠、修士二年のとき一念発起し受けてみた一社でたまたま内定を得ることができ、その会社に入社することを決めました。その企業の事業に関心があったのと、個人主義的な環境が自分にあっていると思い、この時は思いがけず最適な環境を得たのだと安心したのを覚えています。

 

 ただ、持ち前の繊細さでもって冷静にあと数日後に控えている入社を考えるといくつも懸念材料が浮かんできてしまう。就活サイトの口コミを見返すと、「休みが取り難い。」、「営業成績が悪いと休日出勤を教養される。」などなどの恐怖の文面が...。思えば、何かと数字が大事だと強調したり、自発的に動くことが大事だとか言っていたのは、裏を返せばそういうことなのだろうか...。不安が頭を行き来して、ついには入社前から寝るときに憂鬱になることが増えました。

 

 まだ、入社していないので実態は分かりませんが、現時点でHSPの私は明確にしておくべき優先順位を間違えていたのだと思います。

暫定版HSP就職優先度

ワークライフバランス、どれだけ自由な時間が取れるか。→HSPは一人の時間に活動エネルギーを蓄えるので、絶対的に自由な時間が必要になる。

②穏健な雰囲気→HSPとして、人間関係の起伏はストレスになるため、なるべく穏やかな職場が好ましい。

パワハラを防止する環境(部署)が整備されていること→万が一、病んでしまい鬱病につながってしまいそうな際の緊急措置が取れればありがたいから。

 多分、こんな感じにちゃんと整理できていれば、もうちょっと賢い企業選択ができたきがします。何せ、これから働く会社は良く言えば意欲的で、挑戦意識が高い人がほとんどのため、繊細さが売りの自分が肌に合うのか、よくよく考えなおすべきでした..。

 

 余談ながら、とは言え社会一般に求められるのは社交能力であり、それが社会での価値を決めていく現状があるのも事実なのでしょう。言ってみれば、外向的な人間に有利になんども再生産されてきたのが社会なのであると言いたい。なので、就活においても、例え私がHSPであり内向的な人であっても、外向的で快活な人物像をふるまうことを期待され、そんなペテンで内定を得てしまうのだ。悲しい哉。

 

 さて、何はともあれ、入社が数日後に控えてしまっている今、私はその経路を曲げることはできず、ただただ先にある実態に見えることを待つばかりな状況にあります。これから入社してHSP傾向の強い私が何を感じ、結果としてその会社でどのような処世術を行使するか、あるいは別の道を模索するのか、そんな同行をこのブログに書き残していけたらと考えています。このブログの趣旨は、一つに私自身の心理状況を省みることであり、また同じような社会とのかかわり方に悩むHSPの同志のみなさんと自分の体験をシェアしたいとの二点が大きく設定されています。どうぞ、似たような感覚のみなさま、たまにお付き合いいただければ幸いです。

 また、HSPや内向型人間もある種言葉のくくりに他なりません。こうしたワードに当てはまれなくとも何か参考になればうれしく思います。またそんな人もいるんだな程度の方も異文化交流として一瞥いただけましたら。

 

 そういう感じで、これからも時間の空いた隙にブログを更新していきたいと思っております。就職やHSPのことに限らず、関連して私の趣味や処世術についてもたまに...。読んでいただいた方、ありがとうございます。