HSPによる新卒社員生活の足跡

就職するにあたって、HSPとして感じたりしたことを残しておきたいと思い始めました。たまに、趣味のことも。

やはり社会はHSPにとって息苦しい場所なのか

 いわゆる社会人というやつになってみて、やはりHSPとして社会を生きる難しさというのを実感する。社会が求める人材というのは、快活で、人当たりが良く、ちょっとした不安を酒で忘れられて、積極的に人付き合いをこなす、そういうタフな人である。それは就活の時からも感じていたことであるが、いざ会社に入って横並びの同期と自分を見比べるとイヤに意識してしまう。

 HSPの新卒の方々は、現状をどう感じているであろうか。たちまち初日から、謙虚で気遣いのできる後輩を演じ、仕事終わりには同期との親睦を深めようと周りに声を掛ける、そんな明朗快活な若人が一人二人は、もしくはほとんどを占めていて。一方で、慣れない環境で疲弊しきっている自分がどのように評価されているのかと、気を病むことが満載な新卒生活である。

 身近に私のような仲間が一人でもいれば気が楽になるのであろうが、しかしこの短時間でそんな判別なんてつくはずもない。ふと気を抜くと孤独を感じてしまう。家に帰って、湯船につかるときが何よりの幸福だ、そんな毎日になってしまっている。